山紫水明ロケーション
@22
白衣を着た『はぐれ研究員』というのがしっくり来る男はニヨニヨと笑う。キショイ。
⇒オリキャラで藍というやられキャラを出した。基本的にオリキャラ多数というのは、あまり好きではないので、すぐに退場、または長い間出番がなかったり設定のみだったりと不遇なキャラクターたち。しかし、出番が少ない彼らも物語を彩るのに重要なので時々作っているが、その中で大変な作業が名前を付けること。基本的にNARUTOは簡単な名前が多いため付けやすいが、それなりに被らず法則性に沿う名前を考えるのはほとんどフィーリングである。
この藍というキャラクターのネーミングは、霧隠れということで何かの色を名前として付けるというのが一つ。そして、非道な研究員ということで連想ゲームをしていった。まず、思いついたのが非道な研究員であるBLEACHの涅マユリ。その声優である中尾隆聖氏がONEPIECE FILM STRONG WORLDで演じていたDr.インディゴに連想ゲームで辿り着いた。そして、インディゴという英語を訳すと藍であるので藍という名前にしたのである。
その二人のどちらも追い忍部隊とは違った意匠の仮面、追い忍部隊の仮面の地を銀色にしたもの、を被っており、その表情を窺い知ることは出来ない。
⇒モデルとしたのが、FINAL FANTASY 零式で出てくる番外者。詳しくはこちら。
藍の声に反応し、二人の忍が肩に掛けた斬馬刀を引き抜きながら俺たちに向かって走ってくる。
⇒斬馬刀とは一言で言えば『でっかい剣』である。斬馬刀と言っても諸説あるが、るろうに剣心の相楽左之助が持っていた感じのものをクロム・ウェルハーツは想定していた。
蛇睨呪縛。
⇒袖口から大蛇を口寄せし、相手を縛り上げる術である。原作では、サスケが水月と重吾の手合せを止めた時に使われた。
沸点が低くはないカカシの性格を読み切り、少な目の言葉で挑発を成功させるとは…この男、やはり天才か。
⇒原作55巻でカカシが自分のことを『熱くなるまで時間がかかるほう』や『今回は久しぶりに沸点が低かった』というように、カカシは極めて冷静な人物である。そんなカカシが冷静さを失ったとするために、外道として藍の性格を設定している。つまり、オビトが殉職した後、カカシが大切に想っている仲間を貶めたという行動をさせた。
一人に二つぶつけると致命傷、二人に一つづつぶつけてもやっぱり致命傷を負わせる術なんだけど…。
⇒そもそも、螺旋丸だけで致命傷を負わせる術。それを二つ喰らわせられるなんて、痛いじゃすまないダメージである。
「生意気ナ…。オヤ?体が動かなイ?」
⇒写輪眼は相手と目線を合わせるだけで幻術に嵌めることができる。今回、シスイは一瞬で藍を幻術にかけ、自分の目が写輪眼を開眼していないと思わせることに成功した。次いで、藍の体の自由を奪う幻術を先程掛けた幻術に上書きすることで、いつ幻術に掛けられたが相手がわからないように工作したのである。